あ…今私二宮くんの名前呼んだから…
怒ってるの?
まだ…期待してもいいの?
「てか、きついんじゃなかったの?
なんでそんなはしゃいでるわけ?」
「そっそれは…
訳が…っっっ」
ドサッ
カーテンの側からベッドまで押し戻された私は
いつのまにか広瀬くんの下になっていて
「生意気」
こっ
こわぁああああああああああっ
広瀬くん顔が悪なんだけど…
「ごっごめん、
昨日のことっ怒ってる…よね?」
私と広瀬くんの間に沈黙が流れる
「…有村さんは
二宮が好き?」
「そんなわけないじゃんっ!!!
私が好きなのは…広瀬くんだし…っ」
恥ずかしさと必死さで息がつまる
どうしてこんなことになっちゃったんだろう
私が広瀬くんを好きで
広瀬くんも私を好きでいて
それなのになんで…
「広瀬くんが好きだよっ…!?
なのになんでこんなことになるのか分かんないの…っ
空回りしてっ
広瀬くんに嫌われてっ
私、バカだから…っ」

