どうして広瀬くんは
私を運んでくれたんだろう
まだ…好きでいてくれた?
どうでもよくないって思ってくれた?
私はどうすれば広瀬くんから嫌われないような人になれるの…?
キーンコーンカーンコーン
「有村さん、一時間目終わったみたいだから先生ちょっと保健室空けるけど…
まだきついかしら?」
「もう少し…ここにいてもいいですか?」
先生は優しい笑顔で私をみた
「もちろん。
ここのカギ渡しておくから、
教室に戻るときは閉めてってくれる?
…それから、
モテる女の子は辛いわね」
先生はクスクスと笑い保健室を出た

