私は広瀬君のいる机に体をむけ、

自分の気持ちを整理する



この、

胸のおくがきゅうきゅう締め付けられて


苦しくてたまらないのに

ふわふわとどこまでも 
飛んでいけそうな気持ち


…嫌いじゃないこの気持ちは

広瀬君のための気持ち





私は自分の席へと戻る


「広瀬君、広瀬君、チャイムなったよー」


どうしよう


さっきよりもものすごくドキドキしてる!


「……ん。」


そういって

大きくのびをした広瀬君のしぐさが

声が、なんだかなんだか…