その日の夜はやっぱり寝れなくて、目の下にクマができたけど、ファンデーションで隠してごまかした。
「いってきまーす...」
気分も憂鬱のまま家を出ると、
「おぅ、」
翔太がいた。
「....なんでいるの?」
「昨日のこともあったからな、少しの間朝迎えにきてやるよ」
にっと笑った翔太になんだかなきそうになった。
「ありがと!てっきりあたしのことが大好きでいてもたってもいられないのかと思っちゃった~!」
すると翔太はにやっと笑い、
「それはお前だろ?ww」
と、いつものいじわるな顔をして言った。
「は、はぁ?そんなわけないし!じいしきかじょーだ!!」
「はいはい、行くよ」
そんなやりとりをしながら歩いて行った。
