「たなかけいと?知らない。てか久しぶりってなに。初対面でしょ。」
「僕はね、毎日綺羅ちゃんとお話してるよ?家に綺羅ちゃんいっぱいいるし、笑ってくれるんだぁ...ふふふ」
こわい。
瞬時に悟った。
逃げなきゃ...!
でも、おさえられているため動けない。
そんな事を考えていると
あろうことか太ももを触ってきた。
「や、ちょ、やめてよ!!!触らないで!!」
「ふふふ、綺羅ちゃんかわいい」
あたしの言うとこなんかまるで聞こえていないように触るのをやめない。
しかも今度はいきなり首筋を舐めてきた。
「ひぁ!!やぁ...!やめて!!」
こわいこわいこわいこわいこわいこわい
あたしの脳裏に過去のトラウマがよぎる。
