「なぁ。」
ふと翔太の声が聞こえて顔を上げると、
「なに...え?」
目の前にいた。
ど、どうした?
血迷ったか?
「お前さ、そんな謙遜すんなよ。」
え?え?何?
「し、しょーた?」
「お前はブスなんかじゃねーよ。」
そういってぎゅっとあたしを抱きしめてきた。
なんか...
胸が痛い。
翔太の声が聞こえるたびに。
ぎゅ~~~ってなる。
「し、しょう「なーんてな!」...は?」
何。
今のときめき返して。
「だいたいさ、ブスって言ってんのに今の言葉信じんなよ。」
むか!
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