「お前、やっぱばかだな」
「違うもん!もういい!帰る!」
散々ばかにされいらいらしたあたしは帰る事に。
「待て。これから出かける」
「は?嫌だ。まさか、またレッスンとかいうやつ?」
「そうだ。ほら、行くぞ。」
そういってあたしの手を握った翔太くん。
「嫌、待って!あたし、あの、手汗が凄いんで!離して!!」
「別に凄くねぇよ。何?緊張してんの?」
凄くねぇって...少しはあるんだ!!
「べ、別にしてないし!いいわよ、行ってやるわよ!!」
あたしの負けず嫌いが働き、翔太くんと手をつないで街へ出るのであった....
