理系女子的クリスマスには、文系男子が欠かせない

理恵ちゃんが部屋を出た隙に辺りを見回す。

あ、僕があげた鏡。

使ってくれてるんだ。

部屋の隅に隠すようにある、小さな棚。

その上には

「うわ、やば。嬉しい」

僕と理恵ちゃんが今まで撮った写真。

あのときや、ああ、懐かしい。

その写真たちの影に埋もれるようにもう一枚。

写真立てがあった。

「……………みゆ」

みゆの写真。

一枚くれと言われてあげた。

なんで、これを飾って。