理系女子的クリスマスには、文系男子が欠かせない

「えっ、と。白亜さん。この人は私の彼氏で、月見里君です」

「はじめまして。オレはりーちゃんの従兄の水橋 白亜(みずはし はくあ)。よろしく」

理恵ちゃんのあんな青ざめた顔、初めて見るんだけど。

それほどに鋭く金色の目が僕を睨んでいる。

「此方こそ。理恵ちゃんの恋人の月見里文です。よろしく」

理恵ちゃんは僕の、という意思を込めて引き寄せる。

「は、白亜さん。私達、部屋行きますね」

「うん、いってらっしゃい。もし、その薄汚いのに襲われそうになったら、オレを呼んでね」

襲わないし。

僕のこと、なんだと思ってんの?

苛立ちを察したのか、理恵ちゃんが僕の服を引く。