今日も、サークルの活動日。
雨が降っている。
ルミからもらった派手な服を着て
傘を持ち、私は
バス停に向かった。
「よッ!美雨。」
「おはよ~。ルミ。」
ルミは、黒や白などの組み合わせの
服を着ていて落ち着いた感じの
服を着ている。
「さっそく、着てくれてんじゃん?」
「うん。ルミから貰った服、
サイズピッタリだったよ。」
「そっか~。あ!バス来たよ。」
私達は渋谷行きのバスに乗る。
そして、入ってすぐの席に腰を
下ろす。
「美雨、今日はパラパラやるらしいから
頑張りなよ~。イベントもあるかも
しれないからね。」
ルミは煙草を口に銜えながら話す。
「うん。イベントとかあるんだね。」
「そうだよ。イベントは、すっげー
盛り上がるし、楽しいからね。」
「ふ~ん。出てみたいなぁ・・・。」
「けど、イベントによってはステージが
小さいとことかあるから数人しか
出れない時もあるんだよ~。」
「え~、じゃあ、頑張らないとね。」
「そうだね。」
二人は顔を見合わせて笑った。