この前、居酒屋で
会ったサーメンの人達が
こっちに来た。
「よっ!ルミ、美雨!
ルミ、あれから
ずっとサークル
来なかったから心配
してたんだよ~!」
この人は、サークルの
副部長のカンナさんだ。
「みんな、マジ心配
してたし・・・ケータイも
つながんないし・・・。」
「ごめん!」
「ま、いいんだけどさッ!」
早くしないと始まっちゃう
よぉ。」
「は─い!」
ウチらは荷物を公園のベンチの
上に乗せてみんなが集まって
いる場所に小走りで行く。
メグ先輩が真剣な顔で何か
話している。
「あのね、この頃サークルに
レイが来ないんだ。
だから、みんなもレイには
声掛けてやってね!」
「は─い」
「あいよッ!」
みんな、それぞれの返事を
する。
けど、私は疑問に思った
ことがある。
レイってユウタと一緒に
イチャついてた子じゃ
ないっけ~?
ルミも首を傾げている。
え?ルミ、気づいてる?!
ルミがメグ先輩に
「あの~・・・レイって子
誰ッすか?」
と、聞いた。