ユ、ユウタだ。
このままだと、
ルミに気づかれる。
ヤバイ…。
そう思った私は
ルミの真ん前に立った。
「美雨、いきなり
どうした?」
「そこの所、人
いっぱい居っからさッ
…ッてか人口密度高い
から~みたいな…」
ヤバイ!!!!
今のいいわけだって
絶対バレる…。
「そっか。」
あぁ、納得してくれて
良かったよ。
ユウタの方をチラッと
見ると隣には女が
居た。
その女は、まえカフェに
居た『レイ』という女だ。
ユウタと女の会話が
聞こえてくる。
「ね~え、ユウタ~
私、ユウタの一番
だよね~?」
「…当たり前じゃん!」
「よかった!ユウタ
大好き~★」
二人は電車の中にも
かかわらずDキスを
交わす。