「行くぞ、遥」

ギュッと私の手を握る翔。

その手に私も握り返す。

手汗とかやばいかも、なんて思いながら恥ずかしくて俯いていると、

「遥」

え?と思い、上を見ると翔のドアップの顔。
あと、唇に柔らかい感触が。

気づくと、キスされていた。