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…ッピッピッピッピッピッ…
聴きなれない機械音が微かに聞こえてくる。
目を開けて、白く眩む視界をジッと見つめると、真っ白い天井が見えた。
重い頭を動かそうとすると、痛みかはしった。
どうやら、病院…みたいだ。
なんで…??
‼︎‼︎ そうだ‼︎ 涼介…!涼介は…!?
「美和…!! 良かった!!
気が付いたのね…!」
お母さん!
そこで私は、あることに気が付いた。
『お母さん』、そう声に出したはずなのき、自分の声が聞こえてこない。
声が…出ない…?…
「お母さん、先生呼んで来るからね。」
そう言って、お母さんは病室を出て行った。

