蒼夏の刹那

“蒼と一緒ならどこだっていいの。蒼と一緒なら、いつだって楽しいよ!”



――おれもだよ……



“私も夏が好き。蒼の季節みたいで”



――おれが夏なら、藍花は春や……桜みたいに、藍花は綺麗で優しい……



“ずっと一緒にいようね、大好きだよ蒼”



――約束…………破ってごめんな。おれも、藍花の事、すごく好きやで



記憶(オモイデ)の中の藍花はいつも笑ってる。



手を伸ばせば、届くような気さえする。



例え、それが錯覚だとしても構わない。