蒼夏の刹那

絶望の中、おれが次に見たものは――おれが死んで、自分の葬式が行われているところだった。



自分で、自分の葬式をみる。



そんな非現実な事実に戸惑っていると、映し出されたのはおれが一番見たくない光景。



棺(ヒツギ)にしがみついて泣き叫ぶ藍花と……藍花に寄りそう渚。



誰よりもおれの死を哀しんでいる……あんな藍花、初めて見たな…………。



…………そんな顔させてるの、おれか。



もう、何もしてあげられへん……



おれは、どうしたら藍花を……幸せにしてあげられるんやろ。



どうしたら…………。