蒼夏の刹那

館内の食堂で簡単に食事を済ませて、優雅に泳ぐ魚を見て回る。



知らない名前の魚が多いけど、見てるだけで楽しい。



家族連れや恋人がちらほらいたけど、特に混み合っているわけでもなく、スムーズに見て回る事ができた。



「黒まぐろ大きかったね!いわしの銀色のカーテンも綺麗だったね」

「藍花、メインのイルカよりはしゃいでたね」

「そ、そうかな?」



急に恥ずかしくなって、声のトーンが小さくなる。



自分では気づかなかったな……なぎくんって、本当によく見てるなあ。



私が感心していると、なぎくんが急に立ち止まる。



「なぎくん?」

「藍花、土産屋見ていかない?」

「いきたい!」



私となぎくんは急ぎ足でお土産屋さんに入った。