だから私は雨の日が好き。【春の章】※加筆修正版






ひどく晴れた空は、

なんだか暗い気持ちを引き立たせる。

今日もしなくてはいけないことが山積み。

仕事をして、生きているから当たり前だけれど。



朝は私にとって一番辛い。

動きが鈍い上に、貧血と眠気を両方連れてくるのは勘弁して欲しい。




「・・・う――――――」




声に出したところで変わりはしない。

少しでも気分が晴れるようにと伸びをしてみる。




やはり朝はいろいろなものが重い。

気持ちも、体も。



動き出せるまで目の前の枕と携帯電話を交互に見る。

何の意味もないけれど、それは一種の儀式に似ている。




何とか動き出すのは一度軽く目が覚めてから三十分はかかる。

だから私の目覚ましは、必ず起きたい時刻の三十分前にセットするようにしている。



意味があるのかないのかは、とても微妙だ。

それでも動き出そうと思うのは、自分にとって仕事がとても大切なことだとわかっているから。




仕事がないまま生きていくなんて、そんな夢のような話はない。

ここは漫画や小説のように甘ったるいシロップのような世界ではない。