いつかきっと、貴方と初めての恋を




その日の学校から帰宅後....



私は早速家で家事をするお母さんに、学校での事を報告した。




「あのねーお母さん!


学校で友達が海に行ったって話を聞いてねー・・・?


結衣...お母さんとお父さんと一緒に行きたいのー」




私の言葉を聞いたお母さんの顔が一瞬曇った気がした。




「うーん...、

パパはお仕事で忙しいから行けないかも。


お仕事から帰ってきたらママから聞いとくからね...!


結衣は早く勉強しちゃいなさい?」



けど曇った顔は一瞬の事で話終えたあとはニコニコとしていた。




気のせいかな....?




「結衣ね、どうしても海に行きたいんだぁ...」



最後にすがるような想いでお母さんにお願いした。




お母さんに何かをねだったのはコレが初めての事だった。




「わかったから。

ママからパパに、ちゃんとお願いしてみるね。」



お母さんはそう言って頭を撫でてくれたけど、その時の私は既に半分諦めていた。




だって....、




約束や予定が実現した事がないから。




予定をたてても当日に仕事が入ったりしたら、そっちを優先するため予定が無くなる。




私のお父さんは他の友達のお父さんより少し忙しい仕事場に勤めていたから。




もちろん私も理解していたから文句は言わなかったけど、やはり残念な気持ちはあった。





きっと約束したとしても前と同じだとも思っていた。