いつかきっと、貴方と初めての恋を




今度は両手で私の頬っぺを摘まんで引っ張り始める始末。



これが地味に痛いんだ...




しかも今絶対ブサイクな顔してるよ。



元が酷いし私も一応女の子だから止めてほしい...




「みょー・・・えぇきゃげんにひてよ。ひゃなひれー・・・ひらいきゃらっ」

(もー・・・いい加減にしてよ。離してー・・・痛いからっ)←こう言いたい




涙目になりながら訴えると、やっと解放してくれた。



頬に触れると少し熱くて、微かにジンジン痛む。




「・・・ごめん。結衣が可愛かったから...ちょっと苛めてみたくなったんだよね。」



さらりと恥ずかしい事を言ったあと無邪気な笑顔をする裕人。




ほ...本当に、



あの裕人なのかな...





何か....変わりすぎじゃない?




それとも私が知らなかっただけ...なのかな?





「・・・もうっ、遅刻しちゃうから早く行くよ!」




私は恥ずかしさを紛らわす様に大きな声で言ったあと先に扉を開けて家を出た。




「ちょっ待って。・・・ねっ、怒ってる?」



私の腕を掴んで引き寄せ、そう言いながら私の顔を除き込んで笑う裕人。




あー・・・もうっ本当に調子狂う!





裕人...一体どうしちゃったの





普通の兄妹もこんな感じなの...?




・・・私達兄妹にしては可笑しくないかな?





それとも私の気にしすぎ?