いつかきっと、貴方と初めての恋を




リビングに真っ先に行くと啓之さんが夕ご飯の支度をしていて、裕人はソファに座ってテレビを見ていた。



啓之さんがご飯を作っていることに気付いたお母さんは真っ先にキッチンに向かっていった。



「啓之さ...いや...あなた。手伝うわ」



お母さんの言葉を私は見逃さなかった。



お...お母さんが照れてた





「あ...恭子さん・・・ありがとう。...じゃあコレお願いできる?」



啓之さんは照れながらも嬉しそうに笑顔で喋る。




なんというか微笑ましいというか...凄く仲が良いのが伝わってきて、こっちまで幸せな気分になる。




扉の前で立ったまま二人のやり取りを見ていた私は頬が緩んでいる事に気づいていたけど、そんなことは気にならない位に嬉しい気持ちになった。




「ゆーい...こっち」



裕人に呼ばれて緩んでいた顔を元に戻す



「ん?...あぁ、うん」



平然を装って何食わぬ顔で行った....けど、



絶対さっきの顔見られてたよね?




は....恥ずかしい




ソファに座ってから今さら恥ずかしくなってきた。




裕人を目だけでチラ見するとバチッと目があって微笑んできた。




「ゆ...裕人。まさかだけど...からかってる?」



恐る恐る聞いてみる




「いや?....そんなことないけど」




...なんだ勘違いか。