そのあと運良くチャイムが鳴って、逃れられたから良かったけど.....
今は授業が終わったから...逃げられない状況です。
こうゆう時に限って授業が凄い早く感じたー・・・
「おい...聞いてんのか?・・・お前さっきは見事に俺を無視しやがったな」
絶対来ると思った...から、授業終わってダッシュで逃げたのに....軽く捕まってしまった。
しかも今壁に追いやられて安藤の手で逃げられない状態なのです....
これ前にもあったよね?
すごーい嫌な空気が流れて絶対逃げ出せないんだよ。
「や...どうも。。。あのぉ....それより、この状態をどうにか....」
ボソボソと聞こえるか聞こえないか位の声を出した。
「・・・褒めてねーよ?....第一お前が逃げんのが悪いんだろが」
ごもっともですけど....
・・・でも、
もうちょっとやり方ありますよね?
「...結衣ちゃん?」
・・・・普段言わない癖に名前で呼ばないでよ。
しかも.....耳元で言うなんて、
安藤の息が耳にかかる。
体がゾクッとして耳が熱を帯びた感覚に襲われた。
私は恐ろしくなって俯いたまま黙りこくってしまう
「チッ....まぁ今日の事は許してやるよ」
舌打ちはさておき顔を上げて、やったぁ~・・・と思いかけた瞬間、
「....ただし」と付け足した。
天から地に落とされた気分だ....
絶対なんかあると構えていると...、
「...んな構えるなって。・・・嬉しいことに、俺と一日デートする事で許してやるよ」
は・・・・はぃ?
いきなり何言い出すかと思ったら、私とデート?
「・・・本気?....安藤さん。今日いつも以上に変だけど何かあった?話なら聞くよ?」
朝から思ってた事だし、なんだか心配になってきて聞いてみた。
「はっ?いたって正常....つか今、さらりと悪口いっただろ」
「どこがよ。....ホントに何かあったんじゃ.....」
まじまじと安藤の顔を下から除く
・・・けど何を考えてるのか全く分からない。
「っ...たく......
・・・俺はマジだから。
今週の日曜日、11時に駅前待ち合わせな」
安藤は私の返事を聞かずに頭をポンと二回叩いたあと背を向けて歩いて行ってしまった。
今週の日曜日...
困ったことが起こりそうな予感。
安藤の考えが全く読めない....
あの男は一体何を考えているんだ。
