「ゆーいーっ、会いたかったあぁー!もぉー遅いじゃんかー・・・」
私達が教室に入ったのが見えたのか、瑠奈が凄い勢いで飛んできた。
瑠奈に続いて早織も頑張って走って来てくれた
「る....瑠奈、反応早すぎだよー・・・」
早織が息を切らして何とか喋る。
「そんなことないよー、って早織ちょっ...大丈夫?」
やっと瑠奈も早織の状態に気付いたみたいだ。
「早織、ゆっくり息吸ってー....はいてー・・・」
「...も、もー大丈夫!....ありがとう」
とりあえず良かったー・・・
私が一息ついて安心していると....、
「お前ら毎回良くやるなー・・・疲れねーわけ」
またこの男は...
「疲れる訳ないじゃん!・・・って珍しいね...話し掛けてくるなんてさぁ」
「....そーか?」
確かに....安藤が女子に話し掛けてる姿なんて見たことないかも、
話し掛けられて囲まれてるのは何回もあるけど....
「そうかもねぇ...俺、結衣ちゃん以外で輝が女の子に、話し掛けてる所見たことないかも♪」
叶多の何気ない一言で私はピタリと固まってしまった。
わ...私以外でって、
チラリと安藤を見たらバッチリ視線があったもんだから、私は視線を勢い良くそらした。
「・・・ってめ」
安藤の怒りの言葉が聞こえたけど無視っ!
何も聞いてませんからっ
私は何も見えません。
そのあとも色々言われたけど私はシカトを決め込んだ。
