「俺が...なんだって?」
いやぁぁあぁっ
何でいつもこうなっちゃうの!
「いゃ、あの...そのっ...それは!言葉のあやと言うか・・・」
目が合わせられなくて泳いでしまう
気付いたら後ろに下がっていて壁に追いやられていた
壁のひんやりとした冷たさが背中から伝わってくる。
なんなんですか...この状況。
叶多の方に視線を向けてSOSサインを出してるのに、この状態の原因になった張本人は何だかニヤニヤしてて楽しそうだ。
「おいっ聞いてんのか?」
うぅ....なんでよ。
ちょこっと笑っただけじゃんかー・・・
「だっ...だから!」
「・・・結衣ッ!」
私が意を決して口を開いたけど違う言葉にかき消された。