いつかきっと、貴方と初めての恋を




今日の結衣は今までと何だか様子が違う。




結衣は俺のことを嫌いになってしまったんだろうか。



「なんでそんな事いうんだ?・・・俺、なんかした?」



俺は結衣の気持ちを確かめるように聞いた。




「春にぃは本当に何も分かってないよ。・・・私の事は良いから、彼女さんを大事にしてあげてね。....じゃあ」



それだけ言い残して俺から離れていく結衣。



どうしてそんなこと言うんだ?




なんで今夏実の話をするんだよ。




結衣が居てくれないと全て意味ないのに....




「結衣...待ってくれ!今まで黙っていたけど、俺が好きなのは結衣なんだよっ」




俺がそう叫んだ時には、もう結衣の姿はなかった。