いつかきっと、貴方と初めての恋を



美容院を出てからしばらく経って私達はショッピングモールに来ている。



過ぎ行く人の視線が痛い




早織ちゃん可愛いしなぁ...


見られるのは当たり前だよね。



良いことじゃんかっ♪



「早織ちゃんっあそこ見よっ!」



私は笑顔で喋り掛ける。


「...うん!」


早織ちゃんも笑顔で答えてくれる。




ショッピングモールでは服や靴を見たりして、メイク道具やアクセサリーを買った。



「ちょっと疲れたね~・・・」



散々歩き回ったから少し疲れた。



「そうだねー...結衣ちゃん。今さらだけど付き合わせてゴメンね?」



早織ちゃんは申し訳なさそうに謝る。



「なにいってんのーっ私が決めた事だし、それに私いま超楽しいんだから!...早織ちゃんは気にしなくていーの」



「...結衣ちゃん。ありがとう」



ありがとうと言われて素直に嬉しかった。




「ねぇ...早織ちゃん。これから私の家に来ない?」



気づいたらそう言っていた。




私は早織ちゃんと仲良くなりたかったんだ。



「えっ??!」



早織ちゃんは心底驚いた声をあげる。



「ほらっメイクの仕方教えたかったから。...嫌かな?」



「...結衣ちゃんが良いって言うなら、行きたい。」



「良いよ!じゃー決まりね!」





そういう訳で急遽、私の家に行く事になりました。