早織ちゃんは涙ながらに話してくれた。
「私・・・っグスッ...昔っから自分の容姿の事でっ...男の子にからかわれて・・・そのたびに自分の事が嫌いになっていったんです...。だからどうしても自分に、自信が持てなくて...」
途中話しが途切れながらも、早織ちゃんは一生懸命話してくれた。
確かに話を聞いていて分からなくもなかったけど...
「じゃあさ...変われば良いんじゃない?」
「!!!」
皆が驚いた顔をする。
「そ...そんな簡単にはっ」
「変わろうとしないと、何も変わらないよ」
「・・・・・・・」
私の言葉に俯いて押し黙ってしまう。
「いい考えがあるんだ。・・・私に任せて!」
「え・・・っ」
「私が早織ちゃんを変えたげる!」
