学校に着き教室までの廊下を1人で歩いていると、
いきなり目をふさがれ視界が真っ暗になった。
「ゆーいちゃん、みっけ♪さぁて、誰でしょーか?」
聞きなれた声に気づく
いつものことながら最初ほど驚きはしなくなったけどさ....
いい加減飽きてこないのかな?
そう思うけど私は素直に答える。
「もー・・・、叶多でしょー?いい加減飽きないわけ?」
少し呆れ気味にいう。
「ありゃ、バレちゃった?それはね~、結衣ちゃんの後ろ姿が見えたからだよ」
話がかみあわないから
おもわず笑ってしまう。
「意味わかんないよ(笑)」
叶多とはいつもこんな調子だ
「....結衣。おはよ」
声のした方を向くと叶多の後ろにいる裕人に気づく
「あははっ...って裕人。おはよう!」
どうやら一緒にきたらしい。
私が笑って挨拶すると裕人も笑う。
「あーっ結衣ちゃん俺には挨拶してくれないの??!」
なんて後ろで騒いでる叶多をおいて教室に向かう。