中学一年の秋
授業が終わって生徒が帰る時間、
俺は鞄を持ち教室を出て帰ろうとしていたが、
直ぐに慌ただしい足音が後をついてくる
「ひかるぅ~♪待って!一緒にかーえろっ♡」
ったく、...なんなんだこの女は!
しかもどさくさに紛れて腕に手を絡めているし
「うるせーキモい、くっつくな!」
俺は直ぐに自分の腕から女の手を退かして睨むが
「ちょっ...キモいってー、ひっどーい!傷ついたぁー...泣いちゃうよ??」
全くこの女には通じない。
「でもでもっそういう冷たい所も“好き”だから問題なし!....ねぇ聞いてる?」
「....ハッ」
女の言った言葉に思わず掠れた笑いが出た
好きとか.....ねーだろ
俺はそのまま女の言葉を無視して歩き続けた
もちろん一緒に帰るわけない
俺は一番
あーゆう口の軽い女が嫌いだから。
無視し続けても後を着いてくる
女に嫌気がさした俺は女の方に振り返って、
「悪いけど、あんたのこと知らないし
軽々しく好きとか言うヤツ嫌いだから。
てことで、分かったら.....消えろ」
だいたいの女はこれで俺の前に姿を表さない
今回も同じだと思った。
