嫌だ....誰か、助けて
周りを見渡しても皆見て見ぬふりで通り過ぎて行くだけで....助けてはもらえない
都会の人は忙しくて冷たい人が多い
皆、出来るだけ面倒な事には関わりたくないんだろう
もう無理だと思った時だった。
「...お前なにしてんの」
聞き覚えのある声がして顔を上げると安藤が目の前で立っていて...
呆れた顔で私を見ていた。
「~~ッ....遅いじゃない、バカぁ!」
そう叫んだけど内心安藤の顔をみて安心している自分がいた。
「あぁ?俺はお前を何十分も前から待ってたから。
遅れたのはお前の方だかんな」
む....ムカつく~ッ
「そんな言い方しなくても良いでしょ?!
だいたい私だって待ち合わせ前には来てたわよ!
遅れた訳じゃないもんねーだ!」
私は安藤に向かって思いっきりあっかんべーをした。
「うわっ可愛くねー」
・・・・・カッチーン
「はぁ?!・・・・安藤にだけは言われたくない」
「...なんでだよ」
「そのまんまの意味よ!」
なんなのなんなのホントに!
・・・私は言い合いがしたい訳じゃないのに
「おいっお前!話の邪魔してんじゃねーよ」
今まで私達の会話を黙って聞いていた筈の男の人が、さっきとは違う声でキレだした。
「んだテメーら、まだ居たのかよ。
言わなきゃ邪魔なの分かんねー訳?
いい加減....失せろ」
男の人達よりも遥かにドスのきいた声を出して喋る安藤に男の人達は声を上げて逃げていった。
きっと機嫌が悪いんだろうなぁ....怖くて話し掛けられないよ。
