いつかきっと、貴方と初めての恋を





「ど...何処って....安藤と遊びに行くだけ...だよ」



震える体を手で抑えて裕人の質問に答える。





「...輝とね。そっか

デートではないの?」



裕人の言葉にコクンと小さく頷く





私の返事を聞いた裕人は両手を退けたあと申し訳なさそうに謝って....



「少し....心配だったから」



そう言って笑った。




・・・でも私は、裕人が本心で笑ってるようには見えなかった。





「...楽しんできなよ。じゃあ」



裕人は私の髪に触れながらそう言い残し階段を降りていった。





私は裕人の足音が聞こえなくなるまで、その場から動けなかった。




聞こえなくなったと同時に安心感でその場に崩れ落ちるようにしゃがみ込んだ。