「あぁ...そうだな、
きっと楽しいんだろうな・・・。
夏休み....海、行こうか」
私が考えていた答えとは全く逆の返事が返ってきたから驚いた。
その時の事を私は今でもしっかり覚えている。
大袈裟な位に私はジャンプをしたりして喜んだ。
その時、お父さんが見せていた言葉では言い表せない顔がどんな事を意味していたかなんて私は考えもしなかった。
・・・・次の日から
お父さんが家に帰って来ることはなかった。
これが私とお父さんが最後にした会話であり、
それが例え嘘の約束だったとしても
お父さんは最後まで私の父として接してくれたんだ。
どんなに日が過ぎても最後に見たお父さんが大好きだったのは変わらなくて、
でも、それと同時にお母さんを裏切ったお父さんは今でも許せない。
