その次の日の朝、
「お父さん!待ってー・・・」
仕事に行くお父さんを、私は階段を急いでかけ降りて呼び止めた。
「....どうした、結衣。
・・・見送ってくれるのか?」
上を見上げると驚いた顔をした様子のお父さん
でも、直ぐに目尻が下がった暖かい顔になって、大きな手で私の頭を優しく撫でてくれる。
凄く安心する
....大好きな手だ。
「....うん。
あのねっ、
・・・お父さんとお母さん
皆で海に行きたい」
私の言葉を聞いたお父さんは少し困った顔になった。
その顔を見た私は海に行くのは無理だと、その時直感で思った。
