ーーーーーーーーーーと思いきや、黒崎は扉のすぐ近くにいて、惟人をじっと見つめていた。

・・・・・・こえー。

黒崎は惟人と目が合うと、

「行きますけど、その代わりーーーーーーーーーー・・・」

ニヤリと笑って出て行ってしまった。



・・・・・・・・・・・・。

怖怖怖怖!!



オレ、何されるんだろ!?

すごい身の危険を感じる・・・・・・。


ーーーーーーーーーーまぁ、このことは忘れよう。

プロフと黒崎のいない夜が手に入ったんだ。
これだけでも十分幸せだ・・・・・・。


♡。+゚*。♡。+゚*。♡。+゚*。


「うぅ・・・・・・・」

あれ?

眠い・・・そう思って目をこすると、


ーーーーーーーーーーあぁ、そうか。

どうやらオレは、“宿題”の途中で寝てしまったみたいだ。

時計を見ると、午後十一時半。


立とうとして、曲げていた肘(ヒジ)を動かすと、ガサッという袋の音がして机から落ちてしまった。

ぶしょうして椅子から手を伸ばし、黄緑の袋を取る。