王子が猫に恋をした

何で思い出せないのだろう・・・・・・?まだこの脳は若いハズ・・・なのに・・・。

                             
なぜか莉笑が必死になって思い出そうとしていたら、惟人がポロッと“アレ”を口にした。

「あ、プロフだ」


プロフって・・・・・・あぁ、あれのことか。
小学生のころ、書いている人が多かった記憶がある。

よし、まだ私の脳は若い。

・・・・・・・っていうか、まだ私二十一歳なんだから、そんな事を気にするのはまだ早いか。

ババくさくなってしまった。


それにしても、プロフか。プロフを特注で・・・・・・あれ?


「なぜプロフを特注で頼むんですか?!」

それに、プロフは基本的に女子が書くものでは?!


惟人「ふっふっふ」とわざとらしく笑いながら、ビックリするほど長い足を組んだ。


惟人様の足、すっごく長い。
私だって、結構長いと言われてたのに・・・・・・。

男に負けたかも・・・・・・。


「では、プロフが広まった理由からお話しよう」


いらないです!!そんな事聞いてません!!