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「なぁ莉笑、昨日の返事は?」


翌日、惟人が何事も無かったかのように聞いてきた。

昨日と同じく、惟人の座っているソファの横に莉笑は立っている。

見るからに高そうな、テーブルの上に置かれた紅茶をすすりながら、惟人は返事を待っていた。


莉笑は「早速来たか」と思いながら、昨日考えておいた台詞を口にする。


「惟人様には、私よりも相応しい人がいらっしゃいます」