この場にいるのが辛くなる様な、長い沈黙が続く。

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ついに莉笑が口を動かした。



「なぜ、私を専属にしたのですか?」


惟人の顔が、少し赤くなった気がした。


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更なる沈黙が続く。


そんな中で、惟人は顔を上げ、莉笑を真っ直ぐに見た。