王子が猫に恋をした

疲れた惟人は再びソファを指差し、莉笑を真っすぐに見た。



しつこい…………。




でもまぁ、好感度が上がるだろうから、仕方ない、座っておこう。




莉笑が惟人の隣に腰を下ろすと、惟人はすうっと大きく息を吸った。








「俺の専属メイドになれっ!!」