キミと見た景色をもう一度




「憂、身体大丈夫??」



「へーき。医者からも大丈夫って言われたし」



「ならよかった!」



まるで、自分のことかのように安堵のため息をつく拓人。



ごめん。



私、嘘ついた。



本当は、平気なんかじゃないよ。



心から、『助けて』『生きたい』って叫びたいよ。



でも、ここで弱い自分を見せることなんてできない。



まぁ、バカな拓人はそんな私の努力なんて気付かないけど。



「今日は、何かお菓子持ってる?」



「うん!チョコとキャラメルとキャンディだよ!!」



「全部、溶けるじゃん!!!」



こいつの前では、努力なんてしなくても良いかも。



バカは単純で、一緒にいると楽しいなぁ・・・。