その日は、それ以上手紙を書くことができなかった。 本当に悲しみに押し潰されてしまいそうだったから。 「おはよう」 今日も、いつもどおり音楽室のドアを開ける。 そこには、やっぱりいつものように ふんわりとした笑顔を向けて、私に挨拶をしてくるあいつがいた。 「おはよう、憂」