しばらくすると、先生が男の医者を連れて戻ってきた。 「じゃ、俺と萩原はすぐそこの待合室で待ってるから」 「わかりました」 「浅田のこと、よろしくお願いします」 「はい」 先生は拓人を連れて待合室へと向かった。 「さて、憂ちゃん。君とこうして話すのは、久しぶりだね」 「そうですね。牧野先生」 牧野先生は私の担当医をしている先生だ。 「お連れの方をあまり待たせるのもいけないから、本題を率直に言うよ」 「はい」 「憂ちゃんの余命は、長く持って1年です」 「え・・・」