キミと見た景色をもう一度




「先生は?」



「落ち着かないみたいで、外でタバコ吸ってくる

っていって出て行ったから・・・。

言いに行かなくちゃね」



そう言って、立ち上がり先生に伝えに行こうとする拓人。



「待って!」



その拓人の服の袖を引っ張り、行こうとしたのを阻止した。



「うわぁ!ど、どうしたの憂~?服伸びちゃうよ~」



「もう少しだけ、このままがいい・・・」



「・・・・・・憂?」



「我がまま言ってごめん。でも、しばらくこのままがいい」



「わかった」



拓人は再び席に戻り、何も言わず隣にいてくれた。



先生が戻ってくるまで、私はずっと拓人の服の袖を掴んでいた。