今まで、寝ていたと思っていた拓人がパッチリと目を開き、 私を見た。 ピアノを弾いているときと同じように真剣な目で・・・。 「でも、迷惑かけた・・・」 「僕は、迷惑なんて思ってない。 だって仕方がないことだもん。 僕たちにとっては・・・」 自分たちの体のことは、自分たちが良く知ってる。 ましてや、同じ病気を持っている私たちだ。 お互いの病気のことなんて、手に取るようにわかる。