そろそろ、昼休みが終わり次の授業が始まろうとする。
いくら気持ちよさそうに寝ているからといっても、
さすがに起こさなくては。
私は拓人の肩を揺らした。
「ほら、起きて。もうすぐ授業だから」
「・・・ぅん・・・あと10分・・・」
「いつまで寝る気なの。ほら起きな」
口調が少しきつくなってしまったが、内心返事が返ってきたことにホッとした。
「ふわぁぁ・・・おはよう・・・憂」
ふにゃという柔らかい笑顔をして、おはようと言う拓人。
不覚にも、かわいいなんて思ってしまった。
そんな感情をかき消すように、
いつもみたいに拓人の頭を軽く叩いた。
「痛いよ、憂・・・」
「早く起きないのが悪い」
「むぅ・・・」
本当にこの気持ちは、なんだろう・・・。

