―その日の授業は、まったく頭に入らなかった。 まぁ・・・いつもそうだけど・・・。 放課後、夕日が校舎を照らして教室がオレンジ色に染まる。 昨日のことを思い出すとまたあいつらが来ているのではないかと、 不安になり「早く帰らなくては」という考えが私をかきたてた。 そんな時。 「憂!待って!!」 「何?」 引き止める奴なんて決まっている。 拓人だ。