キミと見た景色をもう一度




「大きくなったわね・・・憂ちゃん」



「軽々しく名前を呼ばないでください」



「・・・っごめんなさい。

本当はあなたを捨てるつもりなんてなかったの。

でも、あなたが病気だってわかって・・・」



「それで捨てたんですよね」



「違うの!・・・うちは貧乏でお金もなくて、
だから薬も買ってあげられないから・・・
だから、ここに預けたほうが幸せに・・・」



何それ・・・勝手じゃん。
お金がないから私をここに預けて、
お金がたまったら引き取りに来るとか・・・。




幸せとか・・・。




「言い訳なんていらない!!
あんた達が私を捨てたことには変わりない!!
幸せかどうかなんて、あんた達が決めることじゃないでしょ!?」



体中が熱い。



怒りが収まらない。



「17年もほったらかしにして、今更親面するな!!
今すぐ出て行って!
もう二度とここに来ないで、近づかないで!!!」