「いや、これは・・・その・・・」
「経費で買ったんですか?」
「コイツが悪かったんだ!!だって・・・セールやってて・・・」
「はぁ・・・校長に報告ですね」
「俺はどうなる?」
しゃべるのもイヤになり、ジェスチャーで答えてあげた。
そのジェスチャーとはもちろん、親指をぐっと立てて、首をきるジェスチャー。
「すみません!ごめんなさい!!なんでもしますから!!!嫁にも捨てられる・・・」
「本当になんでもしますか?」
「はいっもちろん・・・」
涙目になって私に訴えかけていた先生は顔をあげ
「しまった」と言わんばかりの表情をして私を見上げた。
「拓人ー」
「何ー?」
「先生が、好きなものたくさん買ってくれるって」
「わーい!」

