キミと見た景色をもう一度




空はどこまで走っても景色を変えないのに、近くにある木や建物はすぐに後ろに消えていく。



前に図書館で見た本とのと同じよう。



風になってる。



「走るってこんな感じなんだ・・・・」



「気持ちいいよねっ!」



「うん!!」



全身で風を感じてる。



何だか、体が軽くなっているような感じ。



数メートル走るとスピードが落ちて、目の前には病院があった。



「はぁ・・・はぁ・・・」



「大丈夫?」



「うん・・・久しぶりに走ったからね」



呼吸を整えた後、またゆっくりと車椅子を押して病院の中に入った。