「拓人がいたから・・・生きようって・・・思えた。
・・・生きてて良かったって・・・今はそう思ってる」
「うん。うん」
拓人のほうに顔を向ける。
今の私は、涙でぐしゃぐしゃになってる。
自分でも呆れるくらい泣き虫になって、どれだけこの顔を拓人に見せたのだろう。
拓人はそのまま私のほうに倒れてきて、おでこをくっつけた。
近すぎて、拓人の顔が良く見えない。
「僕も、憂がいたから毎日が楽しかった。
ありがとうは・・・僕のほうだよ・・・」
頬に何かが落ちてきた。
それは、丸みを帯びて私の元に落ちた。
何故だか私のものとよく似ている。

