「どうして、ここ?」
「あれに乗りたいなって」
拓人が指差す先には遊園地にあるものと比べると小さい観覧車。
「それじゃあ、行くよ~」
「えっ・・・!」
拓人はそれ以上何も言わずに進み始めた。
夕方でも賑わっているデパート。
皆何を買いに来てるんだろう・・・。
ボーっとそんなことを思っていると、エレベーターに乗ってすぐに屋上に着いた。
屋上は当り前だけど外にいるわけだから、冷たい風が吹きつける。
寒くてそっとダウンのポケットに手を入れると、前に拓人に買ってもらった月のネックレスが入っていた。
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